株式投資関連の本って色々あるので、どれを読めばよいのか気にならないでしょうか?
正直な話、あなたに最適な本というのはあなたがどんなことを知りたいかで変わりますが、読んでおいて絶対に外さない本は何冊かあります。
その中の1つとして「株式投資これだけはやってはいけない」があります。 この「株式投資これだけはやってはいけない」は、そのタイトルの通り、株式投資で「これだけはやってはいけない」行為を特集している本です。
この「株式投資これだけはやってはいけない」の中で触れられている内容に目を通せば、株の売買で失敗をする確率が少なくとも半減します。
そんな株の売買の失敗リスクを下げるのに役立つ「株式投資これだけはやってはいけない」という本の概要についてはこのページで特集しております。
本来であれば260ページもある本文を流し読みできるようにまとめているので、「株式投資これだけはやってはいけない」に興味をお持ちでしたら目を通さない理由はありません。
このページの目次
どんな本なのか?
まずはじめに今回取り上げる「株式投資これだけはやってはいけない」という本の概要をご紹介します。
この本はビー・アール・ビーインベストメントという投資顧問会社の代表取締役である東保裕之さんが2006年に作成した書籍です。
東保裕さんは1983年に山一証券に入社して以来、現在までずっと株式相場と関わっている、株式相場のプロです。
そんな株式相場と長年関わっている東保裕さんが書いた「株式投資これだけはやってはいけない」ではこういった内容がまとめられております。
- 株式投資で大失敗する投資家のタイプ
- 株の売買に取り組む際に最低限押さえるべき項目
- つい株式投資でやってしまう代表的な失敗
- 銘柄の売買でミスした時の対処法
- 手を出すべきではないタイミング
- 最低限確認すべき指標数値
この6つの分野の説明のために、各章が割り当てられており、「株式投資これだけはやってはいけない」は全部で6章の構成になっております。
1章~6章までの内容に目を通せば、株式投資で失敗しないためのコツ、失敗した際のリカバリー術、そして確認すべき指標数値まで学べます。
そんな1冊で株式投資に役立つ各種の情報を学べる、「株式投資これだけはやってはいけない」という書籍の各章の内容についてはこれからご紹介します。
株式投資これだけはやってはいけないの各章の要約
「「株式投資これだけはやってはいけない」という本の6つの章のタイトルはそれぞれこのようになっております。
- 1章:株式投資で大損するタイプ
- 2章:売買テクニックの基本
- 3章:気が付かないうちに陥りやすい失敗
- 4章:苦しい時の対処法
- 5章:飛びついてはいけない
- 6章:株価指標
ここで取り上げた「株式投資これだけはやってはいけない」という各章の概要については第1章から順番に見ていきます。
株式投資で大損するタイプ
「株式投資これだけはやってはいけない」の第1章である「株式投資で大損するタイプ」では、その見出しの通り、株式投資で大きく損するタイプについてまとめられております。
ちなみにこの章でまとめられている株式投資で負けるタイプというのは、こちらの通りです。
- 全額勝負をしてしまう投資家
- 気づかずに危ない銘柄を買う人
- 自社株を貯金感覚で買う人
- 損切りができない全勝主義の人
- 慣れていない手法で勝負する投資家
ここで取り上げた1~5のそれぞれの投資家の概要については簡単に補足します。
まず1の全額勝負をしてしまう人は、余剰資金を用意せずに貯金の全てを株に回してしまう「一か八か」タイプの投資をする人です。
そして2の「気づかずに危ない銘柄を買う人」というのは、倒産するリスクのある企業を意図的か無意識にも関わらず、買ってしまう投資家の事を指します。
3の「自社株を貯金感覚で買う人」というのは、自社株は購入費の一部を会社が負担するから、という理由で安易に過剰に買う人のことを指します。
4の「損切りができない全勝主義の人」というのは、小さな敗北も認めず、負けているときになかなか損切が出来ない人です。
5の「慣れない手法で勝負する投資家」というのは、理解していないのに複雑なチャート分析をして、銘柄を買うような人です。要するに自分が得意としていない銘柄の売買ルールで株式投資に取り組む人のことを指しますね。
この1~5のタイプの投資家になると、ほぼ必ず株式投資で負けるので、株式投資で失敗したくないのでしたら、1~5になるのを避けるのが無難です。
このように「こんな投資家になってしまうと、ほぼ株式投資で負けるよ!」という内容が、「株式投資これだけはやってはいけない」の第1章ではまとめられております。
売買テクニックの基本
次に紹介するのは、「株式投資これだけはやってはいけない」の第2章の「売買テクニックの基本」です。
この「売買テクニックの基本」では、株式投資に取り組むのでしたら絶対に押さえないとまずい、基本中の基本の株式投資テクニックがまとめられております。
具体的に「株式投資これだけはやってはいけない」の第2章で特集されているテクニックを取り上げるとこういったものがあります。
- 片手間で株価のチェックして勝つのは無理
- 指値にこだわると最終的に損を出す
- 急いで注文をするのは危ない
ここで取り上げた「株式投資これだけはやってはいけない」の2章で取り上げられている3つのテクニックの詳細について見ていきます。
まず1つ目の「片手間で株価のチェックして勝つのは無理」というのは、仕事をしながら片手間で株価を見て勝負するのは難しいということを意味しています。
この片手間トレードをやると本業にも支障が出るので、結果として良いことがないと「株式投資これだけはやってはいけない」では述べられています。
そして2つ目の「指値にこだわると最終的に損を出す」というのは、指値で売買しようとすると、売り逃し、買い逃しがある。
すぐに売りたい、すぐに買いたい、というときには迷わず成り行きを使うべきと、「株式投資これだけはやってはいけない」の2章では述べられています。
3つ目の「急いで注文をするのは危ない」というのは、焦って注文をすると「買いと売りの押し間違い」をはじめとした基本的なミスの発生確率が上がります。
このようなミスをするのは致命的なので、急いで発注をするのは避けた方が良いと「株式投資これだけはやってはいけない」の2章では取り上げられています。
気が付かないうちに陥りやすい失敗
次に紹介するのは、多くの株式投資家が陥りがちな基本的な失敗についてまとめられている「株式投資これだけはやってはいけない」の第3章です。
この3章の中で取り上げられている失敗としては、こういったものがあります。
- ギザギザチャートになって買うこと
- 売りにくい銘柄を買うこと
- 急な売買ルールの変更は危険
ここで取り上げた3つの失敗の詳細に関しては1つずつ見ていきます。
まず最初に取り上げる「ギザギザチャートになって買うこと」というのは、チャートが上向きになってから銘柄を買うことです。
これは管理人もしばしばやってしまうのですが、チャートにギザギザが出てきた場合は、売り時なので、買うべきではないと「株式投資これだけはやってはいけない」では取り上げられています。
2つ目の「売りにくい銘柄を買うこと」というのは、売買制限がかかっている銘柄をはじめとした売却しにくい銘柄には手を出すべきではないということです。
基本的に株式投資では買いと売りのセットで損益が確定します。この構造を考えるとすぐに売れない銘柄というのは、あまり魅力的ではないと「株式投資これだけはやってはいけない」の3章では取り上げられております。
また3つ目の「急な売買ルールの変更は危険」というのは、株式投資に取り組む際のルールを突然変えることは危険であることを意味しております。
相場が変わると売買ルールを変えてしまうのは多くの株式投資家がやりたちですが、これをやると結果として負けるので慎重に行う方が良いと、述べられております。
今回取り上げた3つの失敗以外にも「株式投資これだけはやってはいけない」の3章では株式投資でよく起こる失敗が特集されております。
内容に目を通すと株式投資で投資家がやりがちな失敗パターンを学べるので、目を通す価値は大いにあります。
苦しい時の対処法
次に紹介するのは「株式投資これだけはやってはいけない」の第4章である「苦しい時の対処法」です。
この「苦しい時の対処法」で取りまとめられているのは、株式投資で負けが立て込んだ時に必ずやっておいた方が良い行為の一覧です。
具体的にどんなものがこの「株式投資これだけはやってはいけない」の第4章で取り上げられているかというと、こういったものです。
- 損切りを恐れないこと
- 損失が出ても引きずらない
- 迷ったときは自分の軸に従う
それぞれについて見ていきます。
まず1つ目の「損切を恐れない」というのはその通りです。これは「株式投資これだけはやってはいけない」以外の本でも述べられている通り、失敗をしたら損切を躊躇しなければ大きな失敗になりません。
この点については「株式投資これだけはやってはいけない」の第4章でも特集されております。
また2つ目の「損失が出ても引きずらない」というのは、一度の損失にくよくよするのではなく、失敗した後の次の初動が大切だとまとめられております。
そして3つ目の「迷った時は自分の軸に従う」というのは、基本的に迷ったら自分が決めたルールに従うのがベストと記載されております。
そして、仮に自分のルールにないケースの場合は、迷わずにポジションを一度ゼロにするのが有効であることが特集されております。
この「株式投資これだけはやってはいけない」に書かれている迷った時の対応軸は管理人自身も株式投資に取り組む際に参考にしております。
飛びついてはいけない
次に取り上げるのは「株式投資これだけはやってはいけない」の第5章の「飛びついてはいけない」の概要です。
この「飛びついてはいけない」の中では一見すると儲かりそうだが、中途半端に手を出すと損失が発生するケースについてまとめられています。
この「株式投資これだけはやってはいけない」の第5章の中で取り上げられているケースの一例としては、こういったものがあります。
- 短期で稼げる信用取引は危ない
- 新値での逆張りはリスクが高い
- アンケート人気銘柄は実は危険
ここで取り上げた3つのポイントの概要をについては1点ずつ見ていきます。
まず1点目の「短期で稼げる信用取引は危ない」というのは、これはまさにその通りです。
信用取引は借金をしながら株式投資に取り組むので、リスクが非常に高いという傾向があります。この点を考慮し、安易な信用取引の利用は危険であると、「株式投資これだけはやってはいけない」の5章では取り上げられています。
そして2つ目の「新値での逆張りはリスクが高い」というのは、最安値で買い注文を入れたり、最高値で売却をするのは外すことが多いとまとめられております。
なぜなら、最安値と思っても、そのまま急落を続けることや最高値と思ってもそのまま上がることがあるからです。
この法則を考えると最安値である底値で大量の買い注文を出すと、一見すると利益が出そうですが、結果として大きな含み損が出る恐れがあると触れられております。
そして3つ目の「アンケート人気銘柄は実は危険」では、新聞やニュースなどで取り上げられている人気銘柄は意外と儲からないので、鵜呑みにるべきではないと触れられております。
この、「短期で稼げる信用取引は危ない」、「新値での逆張りはリスクが高い」、「アンケート人気銘柄は実は危険」をはじめとした安易に飛びつくべきでないケースについて「株式投資これだけはやっていけない」の第5章では特集されております。
一読すると、株式投資で取り組むのを避けた方が良い行為が良く分かるので、非常に役に立つ内容になっております。
株価指標
「株式投資これだけはやってはいけない」の最終章である第6章では、「高値掴み・底値叩き」を防ぐために注目しておきたい指標についてまとめられております。
この6章で取り上げられている指標はいくつかあるのですが、その中で特に注目をしておきたいのはこちらの2つです。
- 暴落レシオに注目する
- 信用売りの増加に注目する
ここで取り上げた2つの詳細については簡単に補足します。
まず最初の「暴落レシオに注目する」というのは、市場全体の強弱を示す指標になります。
この指標はかなり参考になるので、原則として暴落レシオには逆らわないことが重要と述べられております。
2つ目の「信用売りの増加に注目する」というのは、信用売りが増えている銘柄に手を出さないことです。
なぜなら、信用売りが増えている銘柄は今後値が下がることが見込まれる銘柄なので、その指標をチェックすれば避けるべき銘柄が一目瞭然だと触れられています。
もちろんここで取り上げた「暴落レシオ」と「信用売りの増加」以外でチェックすべき指標についても触れられているので、株式投資で結果を出したいのでしたら目を通す価値は十分にあります。
本書はアマゾンでなら300円で買える
正直な話、今回ご紹介しました各章の内容を掴めば十分「株式投資これだけはやってはいけない」のポイントを掴んだことになります。
しかし、このページは「株式投資これだけはやってはいけない」のエッセンシャル版の中のエッセンシャル版です。
つまり、今回は「株式投資これだけはやってはいけない」の最重要ポイントしか触れていないので、本文の内容を堪能するには不十分。
そこでもしあなたがここまでの内容に目を通して「株式投資これだけはやってはいけない」に興味を持ちましたら、Amazonや本屋で「株式投資これだけはやってはいけない」を実際に購入をすることをおすすめします。
実際、管理人自身もこの「株式投資これだけはやってはいけない」はAmazonで買いました。
その時の金額に関しては、中古とはいえ、送料込みでなんと285円。
つまり、中古本でよければ「株式投資これだけはやってはいけない」はアマゾンでなら300円以下で買えてしまうのです。
資金面での負担は全くない書籍ですので、ここまでの内容を読んで「株式投資これだけはやってはいけない」の中身により一層興味を持ちましたら、実際に購入をすることをおすすめします。
このページの内容はここで終わりになりますが、当サイトでは「株式投資これだけはやってはいけない」と合わせて読んでおきたい書籍についてまとめているページがあります。
良本をどれだけ読むかで株式投資の勝率が変わる以上、株式投資で結果を出したいのでしたら、こちらのページに目を通すことをおすすめします。