銘柄の売買で大損を出すケース

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「株による破産リスクを0に近づける方法」

専業、兼業問わず株式投資に取り組む投資家は何よりも株の売買による破産を恐れます。

もしかしたらこのページをお読みのあなたも株式投資に取り組むことで破産することや株の売買で生じる恐れのある大損失に見舞われることを恐れているかもしれません。

実はこの株の売買による破産を恐れるのはごく普通な感覚です。なぜなら資産を増やす目的ではじめた株式投資で財産を失ってしまったら完全に本末転倒ですから。

「株の売買で破産するのはナンセンス」であることを前提にした上での話になりますが、株の売買による破産にはいくつかパターンがある以上、そのパターンを把握すればそうそう破産に至ることはありません。

要するに株の破産を防ぎたければ破産パターンを学べばよいのです。

この点を前提にこのページでは株で破産に至るパターンと大損失の発生を未然に防ぐコツについてまとめてみました。

株で破産に至る4パターンのまとめ

この見出しにあるように株で破産するパターンは例外ケースを除けば原則的に4つしかありません。つまり、4つの破産パターンの把握をすれば株の売買で破産に至ることはそうそうないのです。

それではこの4つの破産パターンとは何なのでしょうか?この点についてご理解頂くために株の売買の場において破産に繋がる4種類の代表ケースを一覧にしてみました。

  1. 損切りを怠るようになる
  2. 資金管理ができない
  3. 特定の銘柄に投資をする
  4. 失敗を取り返そうとする

ここで取り上げた4種類の破産パターンの詳細については上から順番にご紹介します。

損切りを怠るようになる

まず最初にご紹介する株で破産(大損)に至る典型的なケースは損切りをしないことです。

この損切りとは何かというと、簡単に言えば損失を確定させてダメな銘柄を手放すことを指します。要するに、ポジティブな意味合いを込めた「諦める」という行為です。

「諦め」は破産予防に役立つ

この「諦める」という行為は一見するとネガティブに思えますが、株で破産しないためには必須の姿勢になります。

なぜなら株の世界では不可解な値下がりや投資家側には如何ともしがたい暴落パターンがしばしば発生するからです。 こういったケースでは「諦める」という行為をしないと簡単に破産に繋がります

諦めないと破産に繋がってしまうような代表的な事例の1つに2011年の東北地方の大震災によって株価が暴落した東京電力のケースがあります。

実は震災前までは東京電力の株式は超安定銘柄として機関投資家にも注目をされていました。ですが、ご存知の通り、震災によって株価は全盛期の数分の1になりました。

損切りをしていればセーフ

当然この暴落によっては破産に近い損失を出した投資家は全国で数多くいましたが、震災の予測はできない以上、ある意味不運としか言いようがありません。

ですが、こういった不運はしばしば株の世界で起こります。そのためにも株で破産を防ぐためには不運が起きることを予測し、きちんとリスクヘッジすることが必須なのです。

そのリスクヘッジが事前に指値注文を使い、売却価格を指定する自動損切り設定。これを行えば規定の額にまで株価が下がれば株式は自動で売却されるので破産することはありません。

この点を考えると破産が怖いのでしたらまずは保有株の売却設定をしたいですね。

資金管理ができない

破産を防ぐための2つ目のポイントは資金管理です。株での破産を防ぐ際に資金管理がどうして重要なのかについては、これからご紹介します。

そもそも資金管理とは?

そもそも株式投資における資金管理というのは、自分の資産を管理し、 保有株が暴落しても破産しないように工夫をすることを指します。

例えば毎月の所得が40万円、支出が30万円、預貯金が100万円のケースで100万円の余剰資金を全て株に変えるとどうなるでしょうか?

このケースでは所得がある間は問題ありませんが、仮に「リストラ等で収入が無くなる事」と「保有株が暴落する」が同時に起これば一発で破産します。

つまり、これは資金管理が出来ていない状況になるのです。この話を聞くだけでも株で破産しないためには資金管理が非常に重要であることが分かるのではないでしょうか?

どの会社の株も最大下落値は0

これはあくまで原則的なケースですが、株式投資の世界では株単体で借金を背負うことはありません。

なぜなら、例え1株1000円の株式の発行企業が破産しても株自体は紙切れになりますが、それが理由で借金や破産には至らないからです。 要するに株だけが原因で破産に至ることはまずないのです。

この原理原則を考えると余剰資金の範囲内で株と関わることは破産する確率はゼロと考えてしまって問題ありません。

問題は例外ケースと不測の事態

原則的に株が直接的な原因で破産することはないとはいえ、例外ケースと不測の状況が起これば破産に至る可能性があります。 この「株が原因で破産に至ることはない」という原則が当てはまらないケースについてはこれからご紹介します。

信用取引はリスクが無限大

まず例外ケースというのは信用取引を使うケース。

この信用取引を利用する場合、元手よりはるかに大きな規模で株の売買に取り組めるので、破産に至ることはあり得ます。

この点を考えると株の売買で破産の発生リスクが怖いのでしたら信用取引の利用は絶対に避けたいですね。

3ヶ月分の現金を持つ

そして破産リスクを防ぐ2つ目のポイントは、「無収入になる」と「株が紙切れになる」が同時に起こっても3ヶ月は耐えきれるだけの貯金をもつことです。

実は株による破産の原因は手元に資金がなくなったために、闇金や消費者金融からお金を借りて利息が払えなくなるケースが大半。要するに破産の原因は株ではなく、資金ショートなのです。

このことを考えると、株が紙切れになっても耐えられるだけの余力を現金で持っていれば保有株が紙切れになっても破産することはありません。その1つの目安が3ヶ月分の貯金。

この点を考えると破産が怖いのでしたら最低で3ヶ月、あわよくば6ヶ月分の余剰資金を現金で確保した上で株に取り組むことをおすすめします。

特定の銘柄に投資をする

3つ目の株で破産をするパターンは「えい、やぁ!」と特定の企業株に1本張りすることです。

この1本張りを行い、買った株が急騰すれば億万長者の可能性もありますが、世の中にそんなに甘くありません。億万長者になる確率よりも破産確立の方がはるかに高いのです。

分散投資はリスクヘッジで重要

そもそもの話になりますが、この見出しにあるように株の暴落リスクを防ぐためには投資する企業株の分散は欠かせません。 これは考えてみると当たり前ですよね。

例えば先ほど会社名を出した東京電力の株式に2000万円を投資し、投資後に株価が4分の1になるとどうなるでしょうか?

この場合、2000万円の株式の価値は4分の1の500万円になるので、1500万円の損失が発生します。これは破産と言わなくても破産に順ずる損失に思えないでしょうか?

その一方で仮に2,000万円を200万円ずつ、10社に投資を行い、その中の1つの東京電力の株式の株式が4分の1になるとどうなりますでしょうか?

このケースでは200万円の株の価値が50万円になるので、損失額は150万円。この損失は痛いですが、投資額が資産の一部なので決して破産にはつながらないのです。

異ジャンルの株式銘柄を買う

これまでご紹介しましたように株の売買で破産に繋がるような大損失が怖いのでしたら複数の株に投資をする分散投資は必須。 そしてこの分散投資を円滑に行うコツは、ジャンルの異なる企業株に投資をすることです。

例えば先ほどの東電に投資をするのでしたらインフラとは異なるジャンルの株を買うことになります。

このジャンルを分けるメリットは特定の業界の株ばかり買う場合、その業界の信用が失墜すると保有株全ての値が下がり、累計の損失額が大変なことになり得るからです。

このリスクを考えると購入する株式のジャンルは分けるのが王道なのです。ちなみに購入先の銘柄数に関しては5種類~10種類程度が望ましいですが、予算に制約があれば3種類程度でも問題ありません。

損失を取り返そうとする

4つ目にご紹介する株の売買で破産に繋がる行為は損失を取り返そうとすることです。

実はこの「損失を取り返す行為」は株の売買において最も破産に繋がるリスクが最も危険な行為です。この 損失の取り返しが破産に繋がる理由についてはこれからご紹介します。

借金の原因は損失の積み重ね

これは何度も申し上げましたが、株の売買の最大損失額は元本全額である以上、株の売買の結果だけで借金に繋がることはまずありません。

しかし、一度株で大損をしてしまい、その損失を補てんするために消費者金融から株を買うための軍資金を借りるなんてことをすれば、破産への道を歩むことになります。

事実、株で破産する人の大半は株自体の破産ではなく、株の負けを補填するためにカードローンなどを利用したことによる資金ショートが原因となっているケースが多いくらいですからね。

この点を考えると、破産が怖いのでしたら「絶対に損失を取り返そうとしない」、という心意気で株の売買に臨む姿勢が欠かせません。

一度の損失は失敗ではない

ただし、いくら「損失を取り返さない姿勢が重要」といっても大損が発生すればそんな裕著なことをいっていられないこともあるでしょう。

そこで管理人個人としましては株の売買に取り組む際にはパソコンの画面に「一度の損失は失敗ではない」という紙を書いておくことをおすすめします。

この「一度の損失は失敗ではない」、という文章をみると「ん?」と思うかも知れませんが、これは明らかな事実。なぜなら株のプロでも株の売買の戦績は6勝・4敗が関の山というデータがあるからです。

ただし、4勝の負けを小さくし、大負けしないようにしております。要するに一度の株の売買で損失を出してもトータルで利益が出れば株式投資では勝ちになるのです。

この点を考えると破産に直結しないレベルの失敗である目先の損失に囚われすぎるのはばかばかしく思えないでしょうか?

もちろん、株式投資の世界では絶対に避けておきたい致命的な失敗もあります。この絶対に避けておきたい痛い失敗の一例が気になりましたらこちらのページをどうぞ。

素人投資家がやりがちな痛いミス一覧

実録!親戚の失敗談

ここまで株の破産に繋がる代表的な4つのパターンをご紹介しましたが、破産パターンを知るだけでは株を通しての破産の実態がよく伝わりませんよね。

そこで株の売買によって生じる破産のリアルケースを知って頂くために管理人の親戚が株の売買で破産寸前にまで追い込まれた事例をご紹介します。

大量のライブドア株を買う

今回の事例中で登場する管理人の親戚は、もともと株式投資はおろか、投資全般に全く疎い人間でした。

しかし、親戚が株の売買に興味を持った2005年当時はITバブルがあり、ライブドア・サイバーエージェントとITバブルを謳歌するベンチャー企業株がたくさんあったので、取りつかれるように株に魅了されたのです。

特に管理人の親戚はライブドアの親戚の「ホリエモン」のキャラクターが好きだったようで、彼の応援の意味合いも込めて大量のライブドア株を買いだしました。

しかも、余剰資金の範囲内ではなく、信用取引まで利用してライブドアの株を買う程の熱狂ぶりでした。まさにバブルです。

慢心から指値を入れ忘れる

購入した当初はライブドアの業績の向上に加えてホリエモンの人気によってライブドア株は値が上がっていきました。

この値上がりに有頂天になってしまい、管理人の親戚は株の世界では絶対にやるべきポイントである「指値」の指定をし忘れていたようです。

それもそのはずでして、いつまでも株価は上がると予測していたので、「損切りなんて不要だぁ!」とライブドア株を過信していました。まさに破産者の典型的なパターンです。

実はこのライブドア株への異常な過信が破産という悪夢への第一歩になりました。

ライブドアショックの勃発

管理人の親戚が永遠の値上がりを期待していた矢作の2006年の1月、なんとライブドアショックが起きました。

このライブドアショックを簡単に説明すると証券取引法の違反の疑いでライブドア本社に行政機関の立ち入りが行われ、それによってライブドア株をはじめとしたITベンチャーの株価が暴落した事件のことです。

このライブドアショックの詳細が気になりましたらこちらをどうぞ。

ライブドアショックとは何なのか?

このライブドアショックの影響で管理人の親戚が被った損失額はなんと1300万円。もともと彼の総資産は1,500万円だったのでギリギリ破産には至りませんでしたが、破産に準ずる損失です。

ショックから躍起になる

1300万円の損失だけでストップをしていれば決して破産にまでは至りませんが、1500万円の貯金額が200万円に減る状況では普通の人は冷静でいられません。

それは管理人の親戚もそうでした。その結果として株の損失をFXで取り返そうとFXをやると言い出しました。

しかし、元々株はおろか、投資全般に興味がなかった人間が簡単に勝てる程FXも甘くはありません。当然、FXで勝負をするも負けてしまい、結果として株の損失を取り戻すばかりか貯金をゼロ寸前にまで減らす結果に。

見かねた家族に止められて再起不能な損失は防げたようですが、生活費まで投資に回しており、家のローンが払えなくなっていたようなので、当座をしのぐために複数の消費者金融からお金を借りることに

まさに破産一歩手前ですね。それに実際のところ、自己破産も考えていたようです。

泣き面に蜂で八方ふさがり

消費者金融から借りたローンの返済と家族からの白い目で精神的に追い込まれた親戚は当然、本業の仕事でも失敗続き。

彼は当時とある上場企業の課長代理だったのですが、株での損失によって精神的に不安定になり、出世コースから外されて閑職に追いやられました。このおかげで仕事へのモチベーションもだだ下がり。

しかも彼の会社は業績自体が悪化したので、ボーナスの大幅なカットにより、本業の収入も大きく減ることに。まさに不幸に不幸が重なった形です。

これは管理人自身の感想になりますが、当時の親戚は生気がなく、今にも自殺しかねないテンションでした。

定期預金の解約で免れる

精神的にも経済的にも破産寸前だった親戚に最後の最後に幸運な出来事が発生しました。

その幸運な出来事というのは、彼の妻が内緒で貯めていた「定期預金」の解約です。この定期預金の解約のことを管理人の親戚は知らなかったようですが、この定期預金は400万円ほどあり、その金額はちょうど消費者金融から借りた額と同額。

妻のファインプレーもあり、ギリギリ自己破産やマイホームの手放しといった、最悪の事態を逃れることができました。

しかし、元々1,500万円以上あった貯金は株で全額失ったために今後の人生の設計の見直しに迫られたのは言うまでもありません。その意味では事実上の破産といっても過言ではありません。

原因は慢心と負けん気

長々と管理人の親戚がライブドア株で破産に追い込まれかけた経緯をご紹介しましたが、彼のケースの問題点をざっとまとめるとこちらの4点に集約されます。

  • 信用取引に手を出したこと
  • 不測の事態を考えない甘さ
  • 損失を許容できなかったこと
  • 誰にも相談ができなかったこと

まず安易に信用取引に手を出したことはかなり痛かったです。これをやらなければ、そこまで痛手になりませんでしたしね。

また2つ目の「不測の事態を考えない甘さ」というのは、株価の上昇を信じすぎて損切指定をしなかったことが該当します。この損切りをしていれば損失額は許容範囲内に収まりました。

そして最大の失敗は「損失の許容ができなかった点」。これがあったがために株の損失をFXで取り戻そうとする暴挙に走り、最終的に破産一歩手前までに追い込まれました。

それに誰にも株の損失の話をしなかったのも問題でした。誰かに株の失敗をすぐに相談できればもう少し良い結果になったはずです。

最高の破産予防は投資顧問の利用

ここまで株の売買で破産に繋がる4つのパターンと株で破産寸前にまで追い込まれた管理人の親戚のエピソードをご紹介しました。

管理人の親戚の話はさておき、株で破産したくないのでしたら破産に繋がる4パターンについては押さえておく必要があります。そのためにも復習の意味合いも込めて今回ご紹介した破産に繋がる4つのパターンについては改めて一覧化してみました。

  1. 損切りをしない
  2. 資金管理ができない
  3. 特定の銘柄に投資をする
  4. 損失を取り返そうとする

ただし、いくら破産に繋がる原因を知っていても破産の予防ができるかどうか別の話。それにいくら破産の予防をしても実際のトレードで熱くなれば意図せずして破産に至る可能性があります。

この点を考えると株の売買による破産が怖いのでしたら株のプロの助言を受けることをおすすめします。

ちなみにこの株のプロというのは、個人投資家の株式投資のサポートを行っている投資顧問。現にこの投資顧問と契約をすれば、値が上がる銘柄から、効果的な分散投資、そして損切りタイミングの通知等を行ってもらえます。

つまり、この投資顧問を利用すれば株の売買による破産リスクが下がるだけではなく、株の勝率まで上がるのです。 このような特徴を持つ投資顧問の詳しい情報についてはこちらのページでまとめておりますのでよろしければどうぞ。

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