「株式投資で1000万円を上手に運用する方法」
今手元にある、大事な大事な1000万円。こちらを株式投資に回すのってかなり勇気がいりますよね。
特に1000万円は大金なので、全額を失うなんてまっぴらごめんだと思いますし、できる事なら1円も減らしたくないはず。
こういった「失うことの恐怖」とも向き合う必要がある1000万円を元手にした株式投資ですが、6つのポイントを押さえれば損失リスクを最小限にしながら、1000万円を劇的に増やすことができます。
しかもこの「6つのポイント」を押さえずに株式投資に取り組むと1,000万円を減らすどころか、株式投資で借金を負うことすら考えられます。
この1000万円を元手にした株式投資の勝敗を分ける「6つのポイント」については株式投資歴が6年であり、現在の運用総額が2千万円を優に上回る当サイトの管理人が自身の経験談とこれから絡めてご紹介します。
このページの目次
1000万円の運用計画を立てる
今回ご紹介する株式投資で1000万円を運用する際に重要になる6つのポイントの中で、最重要な点は、「ぼやっとでもよい」ので1000万円の運用計画を立てることです。
どうしてこの運用プランを立てるのが欠かせないかというと、あなたが目指す運用計画次第で、1000万円の最適な運用術が変わるからです。
例えば1000万円を減らさないことを第一にするのでしたら、損失リスクがある株式投資は合わない恐れがあります。この場合、そもそもの投資商品の選定の見直しが迫られる恐れもあります。
それに株式投資で損失リスクを許容するとしても、どの程度の年利を1000万円の元手で狙うかで投資すべき銘柄や採用すべき投資手法が変わります。
そこでまずは1000万円をどうしたいのかを決めたいですね。そしてこの方針が決まりましたら、1000万円の資金でどの程度の年利を狙うのかや許容できる最大の損失リスクがどの程度の水準なのかも明らかにしたいですね。
銘柄選びには時間をかける
1000万円を株式投資で運用する際の2つ目のポイントは、銘柄選びにきちんと時間をかけることです。
これは言い換えますと、大事な大事な1000万円の投資先を安易に決めないことです。特に気を付けたいのは何も考えずに1000万円の全てまたは大半を有名な企業の株式に回さないようにすることです。
この「何も考えずに有名な企業の株式を買う」というのは、安全な日本企業の代表格である大手のメーカーの株を「安全だ」と妄信して買うこと等を指します。
どうしてこの「安全な株式の妄信」が1000万円の運用で悪手かというと、今のご時世絶対に潰れない企業はない上に、安全性の高い企業の株式は割高なケースが多いからです。
まず前者の「絶対に潰れない企業はない」というのは、分かりますよね。
現に昨今では有名企業の不祥事が続出しており、かつての名門企業が廃業寸前にまで追い込まれる事例は枚挙にいとまがありません。会計不正で巨額の損失を出した東芝は最たる例です。
それに「安全な企業」というのは、損失リスクを過剰に避けたがる大多数の素人投資家に注目されるのでどうしても株価が割高に評価されることがあります。
割高な株式は長い目で見れば株価が当然のごとく下落するので、誤って投資をすると痛い目に遭います。現に管理人の祖父は安全性の高い、割高銘柄に3千万円を投資し、1000万円の損失を出しました。
管理人の祖父のケースはさておき、1000万円の資金で株式投資に着手する際は安全性の高い企業株や有名な企業の株式を妄信するのは避けたいですね。
複数の割安株で1000万円を運用する
先ほど、株式投資の世界では「有名企業の株を妄信するのはNG行為である」とご紹介しました。
それではどのような株式にどういったスタンスで投資をすればよいかというと、株価が大して評価されていない隠れ優良企業をいくつか探し、その企業株に投資をすることです。
それではこの「隠れ優良企業の株式」はどんな株式かというと、こういった特徴を持つ企業株です。
- 企業の業績が堅実
- 属する業界に将来性がある
- PERやPBRが優れている
- 年間売上が1000億円以下
要するに、成長産業に属しており、業績に派手さはないものの堅実な経営をしている中堅上場企業。こういった企業は大多数の株式投資家の目に触れないので、株価には業績の好調ぶりが反映されないので、投資チャンスです。
世間が注目していない間にこそっと投資をしておけば、いずれ大多数の株式投資家に注目された時にはあなたのもとには多額のキャピタルゲインが入ります。
この「隠れ優良企業株」を複数見つけ、そこに投資をするというのは、株式投資で1000万円を運用する際の鍵になります。
しかも複数の候補を見つけて、それらに分散投資をすれば期待リターンの面だけでなくて株式投資におけるリスク管理の面でも望ましい結果が見込めます。
損切りを第一に日本株と関わる
株式投資で1000万円を運用するための4つ目のコツは、「損切り」という株式投資における「見切り」を素早く実施すること。
どうして1000万円の運用において「見切り」が重要かというと、株式投資の世界では1000万円は巨額の資金なので、わずかな値下がりでも多額のロスが出るからです。
この「わずかな値下がりが多額の損失に繋がる」ことをご理解頂くために1000万円の資金を5銘柄で運用するケースを考えてみます。
この場合、1銘柄単位での投資額は200万円になります。この200万円投資した銘柄の中でどれか1つでも10%の株価の下落が生じるとどうなるでしょうか?
その場合は、200万円×0.1で算出される20万円のロスになります。つまり10%の下落だけでも下手なサラリーマンの月収に相当する20万円の損失が発生します。
しかもこれはあくまで5銘柄で運用したケースであり、単一の銘柄で株式投資に取り組むと更に悲惨な結果になります。現に1000万円の10%は100万円なので、株式投資で発生する損失額はなんと100万円。
これは受け入れがたいレベルの損失のはずです。
こういった元手が1000万円ならではの巨額の損失リスクを考えると1000万円で株式投資に取り組むのでしたら早めの損切り(見切り)は非常に重要。
長い目で株式投資と関わる
次にご紹介する1000万円の資金で株式投資に取り組む際のポイントは、「長い目で株式投資」と関わることです。
どうして長い目で株式投資と関わるのが重要かというと、株式投資では短期で利益を求めればそれだけリスクが大きくなるからです。
現に株式投資で短期で荒稼ぎするためには株価の変動率が高い株式に投資することになります。この変動率の高い銘柄は短期で大きな利益を狙えるので一見すると魅力的ですが、1000万円の運用においてはただの「地雷」。
どうして「地雷」と表現したかと言うと、変動率というのは上下のブレ幅である以上、「ブレ幅」が大きな銘柄はそれだけ急落リスクがあるためです。
つまり、1000万円をこのタイプの銘柄に投資して株式投資に着手する場合、1000万円の全額とまではいきませんが、半分近くは消える恐れがあります。
いくら短期で1000万円の総額を増やすチャンスがあるとはいえ、さすがにこのリスクを背負いながら1000万円を運用するのは厳しいですよね。
この点を考えると1000万円という元々の額が大きな規模で株式投資に取り組むのでしたら、「短期で稼ぐ」という選択を捨て、ある程度の期間をかけることを前提とした「長期型の株式投資」に取り組むことをおすすめします。
ちなみに長期タームを前提とした株式投資で1000万円を運用する鍵は、これまでご紹介したこちらの3項目。
- 隠れ優良銘柄を探す
- 投資先を分ける
- 損切りを早くする
この3つを意識しながらを長期運用を前提に1000万円の運用に取り組めば、自ずと1000万円の運用はポジティブな結果になります。
ちなみに長期志向で株式投資に取り組む際のポイントが気になりましたら、長期型の株式投資のコツについて取りまとめているこちらのページをどうぞ。
プロに株式投資を任せるのもあり
6つ目ににご紹介する株式投資で1000万円を効果的に運用するコツは、株式投資のプロフェッショナルと契約することです。
そもそもこの「株式投資のプロフェッショナル」とは何かというと、個人投資家の株式投資をサポートする投資顧問です。
この投資顧問の役割は株式投資家に対して「隠れ値上がり株」や「保有銘柄の売却助言」をすることです。彼等は株式投資のプロなので、契約をすればプロの見解を聞きながら1000万円を運用することが出来ます。
もちろん株式投資のプロである投資顧問の手を借りると、コストはかかりますが、1000万円の運用成功率は格段に高まります。
正直な話、「株式投資のプロに運用の助言を頼む」という行為は、日本ではまだまだ普及しておりません。
しかし、欧米では投資顧問の利用は主流である上に多少の顧問料を払っても1000万円の運用で利益が出ればトータルの損益は黒になります。この「トータルで黒字にする」という行為は、株式投資に取り組む際には非常に重要になります。
そこでもしあなたが1000万円の元本を自力で増やす自信がないのであれば、投資顧問という株式投資のプロに協力を要請した上で1000万円の運用に着手するのが一番。
これまでご紹介してきたような特徴を持ち、利用すれば株式投資の勝率が格段に高まる投資顧問のより詳しい情報についてはこちらのページでまとめております。