「投資信託と投資顧問の違いとは?」
投資信託と投資顧問の違いって分かりにくいですよね。
特にどっちを利用するのがお得であり、それぞれの言葉が指す意味や利用時の料金がどのように異なるのかについては気になるのではないでしょうか?
そこでこのページではFP有資格者の筆者が投資信託と投資顧問が何者であり、両者にはどんな違いがあり、どちらを利用するのがお得なのかといった点などについてまとめてみました。
内容に目を通せば投資信託と投資顧問がそれぞれ何者であり、どちらがあなたに合うのかが分かります。
*ちなみにもしあなたが知りたい情報がこのページではあまり言及していないおすすめの投資顧問会社の名前でしたらこれからご紹介する内容よりも以下のページの方があなたに合うかも知れませんので、ご興味があればぜひご覧ください。
前置きはこの辺にしておき、本題である「投資顧問と投資信託の違い」に関する話題についてはこちらの順番で見ていきます。
このページの目次
投資信託と投資顧問の違いのまとめ
まずはじめに投資信託と投資顧問における根本的な役割の違いや料金の差を一覧にしてみました。
投資信託 | 投資顧問 |
---|---|
提供サービス | |
金融商品の販売 | 投資の助言 |
主な役割 | |
投資資金の運用先 | 投資助言業務 投資一任業務 |
費用の種類と負担額の目安 | |
販売手数料 信託報酬 信託財産留保税 (投資額の約2%) |
毎月の顧問料 (月10万円程) |
サービスの提供元 | |
投資運用会社 | 投資顧問会社 |
ここで一覧にしましたように投資顧問と投資信託の間には複数の相違点があります。
そしてここで一覧にした違いの中で特に気を配りたいポイントは、投資顧問と投資信託における根本的なジャンルの違いです。この点について見ていきます。
実は1つ目の投資顧問は個人投資家の投資を補助する会社を指します。
その一方で後者の投資信託は複数の投資家から集めた資金を運用するファンド運用型の金融商品になります。
このように投資顧問と投資信託は会社と金融商品という根本的な区分に相違点がある以上、両者は全くの別物なのです。
もちろん、いくら投資顧問と投資信託は別物であると言っても両者の中身がよく分からないと投資顧問と投資信託では何がどう違うのかあまりしっくり来ないかもしれません。
そこでここからは、「ファンド型の投資商品である投資信託」⇒「個人投資家の補助をする会社である投資顧問」という順番で、投資顧問と投資信託の中身についてそれぞれ見ていきます。
ファンド運用型の金融商品とは?
先ほど投資信託はファンド運用型の投資商品であるとお話ししましたが、ファンド運用型の金融商品と言われてもよく分からないですよね。
そこでこのファンド運用型の商品とは何か?についてご理解頂くために投資信託という金融商品の概要をまとめてみました。
多数の投資家から資金を募り、集まった資金を株、不動産、海外の金融商品といった複数の投資商品に分散して運用する金融商品。
分散投資の結果資金の総額が増えればその増加分は投資家に還元されるので、投資家全員が得をします。しかしその一方で仮に総額が減ればその減額分を出資者全員で負担することになります。
ちなみにこのような特徴を持つ投資信託は資産運用会社が運用しています。つまり、投資信託に投資をする場合、投資信託を取り仕切る会社に資金の運用自体を任せることになります。
このように投資自体を外部に任せることになる投資商品である以上、投資信託はご自身で投資に取り組みたい人とは相性がいまいちです。
また肝心な所要費用に関しましても投資を委託する際に発生する委託報酬、投資信託を売買する際に発生する売買手数料、解約時に発生する信託財産留保税等がかかります。
これらの費用のレートは利用する投資信託によって変わりますが、累計でみると投資額の1.5%程度になることがほとんど。つまり、投資信託は手数料が非常に割高な投資商品なのです。
主な役割がサポートの投資顧問
次にご紹介する投資顧問の特徴を端的にまとめると個人投資家の投資活動を補助する専門会社となります。
このような特徴を持つ投資顧問の具体的な提供業務には、投資助言業務と投資一任業務があり、それぞれの業務内容はこのようになっております。
投資助言業務 | 値上がりの見込める投資商品の配信 保有中の銘柄の売却タイミングの助言 銘柄の購入タイミングの指示 |
投資一任業務 | 投資家の投資判断の代行 投資判断に加えて行為自体の代行 |
ここで取り上げた2つの業務は担当する業務自体は大きく異なりますが、1点大きな共通点があります。
それは何かというと大勢の投資家を相手にしていた投資信託と違い、一人一人の投資家に向けたサポートサービスになっている点。
現に情報提供であれ、投資代行であれ一人一人の投資家の投資行為のサポートですよね。この一人一人の投資行為のサポートをする点は先ほど取り上げた投資信託にはない持ち味になります。
なお、今ご紹介した投資顧問のより詳しいサービス内容や投資助言業務と投資一任業務のより詳細な内容に関してはこちらのページで特集しておりますのでよろしければどうぞ。
どっちを利用するのが良いのか?
ここまで見てきましたように投資顧問と投資信託は全くの別物です。
この「両者は別物であるという」という前提があっての話になりますが、結局どっちを利用すれば良いのか気にならないでしょうか?
この「投資顧問と投資信託のどっちを選ぶべきか」という点に関しては自分で投資に取り組みたいのか、投資を任せたいのかで変わります。
現に1つ目の投資信託は、投資信託の運用元に投資をすることになる金融商品である以上、投資信託は自力で投資に取り組みたい人には相性が悪いです。
そこでもしあなたがご自身で投資に取り組みたいのでしたら、投資信託ではなく、投資顧問の利用をおすすめします。
その一方で投資自体を任せたいのでしたら、投資顧問の利用はおすすめできません。
なぜなら、投資顧問サービスを利用する場合は投資信託と異なり、自力で投資に取り組むことを前提としているからです。(投資一任契約を結ぶ場合は別)
いずれにしましても投資信託と投資顧問は全くの別物である以上、自力で投資に取り組むのかプロに投資自体を任せるのかを明らかにし、どっちがあなたに合うのかを判断するのが一番。
この「どっちが合うのか」の答えが出れば、投資顧問と投資信託のどちらがあなたに向いているのかが分かります。
稼ぎたいならファンドはNG
ここまで投資顧問と投資信託では何が違うのか。そして投資信託と投資顧問のどちらを選ぶかを考える際の鍵になるのは、自力で投資に取り組むのか否かであることを取り上げました。
この点は全くその通りですが、投資で稼ぎたいのでしたらファンド型の投資商品である投資信託の利用はおすすめできません。
どうしてかというと投資信託は年間で投資した金額の1.5%程度の手数料がかかる以上稼ぐには不向きだからです。それに投資信託はそもそもの期待年利も高くないですしね。
現に諸々の所要コストを考慮すると投資信託で狙える利回りは、年利ベースで3%程度となります。
この利回りでは100万円を投資しても1年で増えるのは3万円前後に収まってしまいます。
これでは今ある資産を増やしたり、投資を通して大きく稼ぎたい人にとってはやや不満の残る内容になるかと思います。
一方で投資顧問はというと、優秀な投資顧問を見つけ、彼等のアドバイスに従えば1年で投資資金が1.2倍~2倍に増える可能性もあります。
つまり先ほど紹介した100万円の資金を用意した上で投資顧問を利用する場合、1年後の時点で投資資金が120万円~200万円になることが期待できるのです。
改めての話になりますが、期待年利3%の投資信託と1年で資金が1.2倍~2倍に増える可能性がある投資顧問。
どっちが資産を増やすことや投資で稼ぐことに興味がある人に向いていると思いますか?
これは答えるまでもなく投資顧問という結論になります。なんていったって期待年利に関しては投資顧問と投資信託とでは桁が違うくらいですからね。
もちろん「投資信託よりも投資顧問の方が稼げる」といってもどの投資顧問を使えば良いかが分からなければ、投資顧問を最大限に活用することは不可能なはず。
そこでこのページの最後にサービスの質が高い投投資顧問会社の探し方と当サイトで人気がある投資顧問会社の名前をご紹介します。
おすすめの投資助言会社の探し方
利用する投資顧問会社を考える際に念頭に置きたいのが、投資顧問が配信する銘柄情報の的中率。
端的に言ってしまうと、株価の値が上がる企業株を頻繁に紹介してくれる投資顧問こそが一番理想的な投資顧問なのです。
このような特徴を持っており、利用者にとって望ましい投資顧問会社の一例としては新生ジャパン投資があります。
この新生ジャパン投資は株式投資歴20年強のベテラン投資家が銘柄の洗い出しを担当している国内屈指の投資顧問です。
管理人も契約をしておりますが、推奨銘柄の値上がり率はなんと80%を優に上回る(相場は6割以下)ので、値が上がる企業株に投資するために投資顧問の利用を考えている個人投資家と相性が抜群。
このような特性を持つ新生ジャパン投資のより詳しい情報と無料でサービスを体験する方法については以下のページでまとめておりますので是非ともご一読くださいませ。