「株式投資の成功の鍵は成功者の模倣」
成功者と呼ばれるプロの株式投資家はどんな銘柄に目を付けており、どんな売買ルールで株式投資に取り組んでいるのか気になりますよね。
それにできることなら、成功者の手法を真似して株式投資で大儲けが出来れば言うことないですよね。
実は株式投資の世界にも「守破離」の法則があり、成功者の投資手法を学ぶというのは成功者の一人になるための近道と言えます。
そこで今回は株式投資の成功者の中でも特に成功者であるウォーレンバフェットが手掛ける株式投資術についてご紹介しようと思います。
これから紹介する内容は株式投資初心者から実践できる内容であり、しかも実践するだけで株式投資の勝率は少なくとも20%は伸びます。
このページの目次
成功したいならバリュー投資が一番
この見出しにありますように株式投資で最も効率的に結果を出す方法は、ウォーレンバフェットが採用するバリュー投資です。
「バリュー投資って何?」
そもそも成功者バフェットが手掛けるバリュー投資というのは、明らかに割安な銘柄を探し、それを長期間保有する株式投資手法です。
どうしてこのバリュー投資が株式投資で勝率が高いかというと、明らかに割安な銘柄は中長期的にはほぼ必ず上がるからです。
現に株式投資の成功者の第一人者であるウォーレンバフェットは、このバリュー投資だけで巨万の富を築きました。
バフェットを株式投資の大成功者に導いたバリュー投資の具体的な投資手法についてはこれからご紹介します。
具体的な投資手法
株式投資の成功者であるバフェットがよく利用するバリュー投資型の株式投資でやることは、こちらの3つだけです。
- PERとPBRの優れたものに投資をする
- 企業の価値を分析する
- 倒産リスクを分析する
ここで取り上げた1~3の概要については1つずつ簡単にご紹介します。
PERとPBRは最強の指標
まず1のPERとPBRというのは企業株の割安・割高の診断に繋がる指標です。
こちらの指標が優れた銘柄というのは、それは即ち株式投資における割安な銘柄になります。
そこでもしあなたが株式投資に取り組むのでしたらまず真っ先に目を付けたい指標になります。
企業価値は決算書から割り出せる
そして2つ目の企業価値分析というのは、その企業が発行する株式の適正価値を診断することを指します。
あまり知られていませんが、企業の1株単位の適正な価値というのは、企業の決算書などである程度定量的に出せます。これを利用して決算書類等から適正価格を分析し、その価格が現状の株価よりも明らかに高いものを割り出します。
この適正価格が現状の株価よりも明らかに高いものは、株式投資の世界では当たり銘柄になります。現に株式投資の大成功者であるバフェットはこの当たり銘柄にしか基本的に投資をしません。
倒産リスクを分析する
バリュー投資は、現状の株価が理論株価に追いつくことを前提とした株式投資手法となっております。
その結果として両者のギャップが埋まるまでは銘柄を保有し続けることになります。つまり、何が言いたいかというと、バリュー投資の実態というのはデイトレードとは真逆の長期型の株式投資なのです。
当然この長期投資型の株式投資は万全ではなく、リスクはゼロではありません。特に気を配っておきたいリスクは投資後の企業の倒産です。
なので、バリュー投資をする際には投資先企業の倒産リスクの分析は不可欠になります。
ちなみにバリュー投資の大成功者であるバフェットは通常の株式投資家の何倍~何十倍も投資先の候補として洗い出した企業の事を調べぬくことで有名です。
バリュー投資の鍵はしないこと
先ほどご紹介したバリュー投資を成功に導く鍵はやらないことを決めることになります。
特に絶対にやるべきではないこととしてはこのようなものがあります。
- 過剰な分散投資はしない
- 注目銘柄に手を出さない
- 簡単に売らない
- 配当率を軽視しない
ここで一覧にしたバリュー投資の成功者を目指すのなら絶対に避けたい「4つのやってはいけないこと」の詳細については上から順番にご紹介していきます。
過剰な分散投資はしない
まず株式投資の成功者を目指すのなら絶対にやるべきではない1つ目は、過剰な分散投資をすることです。
この「分散投資はしない」と聞くと、「えっ?」て思うかも知れませんが、バリュー投資の成功者のバフェットは初期のころはあまり分散投資をしませんでした。
どうしてバフェットが株式投資で分散投資を手掛けなかったかというと、こちらの2つの理由があったからです。
- 豊富な資金がなかったから
- 投資先の値上がりを確信したため
まず前者の資金がなかったのはその通りです。今では株式投資の大成功者のバフェットとはいえ、彼も最初から株式投資の成功者ではありませんでした。
当然、潤沢な資金を持たずに株式投資に取り組んだ時期もあったのです。そんな時に投資先の集中が出来ない分散投資を株式投資で採用していては利益はほとんど見込めません。
それにバリュー投資を心がけるバフェットは、もともと投資先を徹底的に調べ抜き、割安具合を確認した上で投資をしておりました。
このため、事実上値が上がることを知っていたので、投資先を分散するよりも狙った投資先に資金を集中させる方がメリットがあったのです。
分散投資は株式投資の王道ですが、敢えて逆をいくというのは株式投資の成功者は良くやるので、知っておいて損はないと思います。
注目銘柄に手を出さない
株式投資の大成功者であるバフェットがやらない2つ目の行為は、世間で注目されている銘柄には基本的には手を出さないことです。
これも先ほど紹介した「成功者は逆をいく」の続きになりますが、実は注目銘柄はみんなに注目されているので、株価が割高な傾向があります。
つまり、バリュー投資の大原則である「今後値が上がる株を探す」という条件に合う株式は皆無といっても過言ではないのです。
特に株式投資の成功者を目指すのなら絶対に避けたいのが、バブル銘柄やIPO銘柄に手を出すことです。
実はこのバブル銘柄やIPO銘柄に対する警報は、バフェット同様に株式投資の成功者の一人としてアメリカで知られている、ジェレミシーゲル氏も発しております。
彼の著書である「株式投資の未来」の中では、「IPO銘柄の過半数は最終的に暴落する、今人気がある株は買い時ではなく、売り時。」といった内容が書かれております。この「人気が出た時は売り時」というのは、株式投資の世界の常識の1つなので、覚えておいて損がありません。
ちなみに株式投資の未来がどんな本か気になりましたらこちらをどうぞ。
少し話が飛びましたが、注目株や世間が熱狂している株式というのは真の株式投資の成功者が選ぶ株ではない、という点は知っておいて損がありません。
簡単に売らない
3つ目に取り上げるバリュー投資で成功者になるために辞めるべきことは、買った株をすぐ売ることです。
実は株式投資の成功者になれない大多数の株式投資家というのは、買った株が下がればすぐに売ってしまう傾向があります。この姿勢は資産を守るためには悪くありませんが、株式投資の成功者にはなれません。
なぜなら、株式投資の世界において値が下がった銘柄を売るということは、資産を守ることであるとともにチャンスを捨てることになるからです。
現にバリュー投資で大成功者になったバフェットは買った株が下がったとしても、原則としてその株は保有し続けます。
しかもただ、保有するだけではなく、その株を買い足すことも少なくありません。
どうしてこんなことをするかというと、目を付けた株式は明らかに割安である以上、短期的に値が下がっても中長期的には反転することを知っているからです。
これも「成功者は逆をいく」の理論になりますが、バリュー投資を利用して株式投資の成功者を目指すのでしたら、買った銘柄を保有し続けるという姿勢は重要です。
配当率を軽視しない
成功者になれない多くの株式投資家は株式投資では銘柄の値上がり率に注目し、配当率を軽視する傾向があります。
これはデイトレードのような数日単位・数時間単位での株式投資では問題ありませんが、バリュー投資では配当率の方にも注目することが求められます。
なぜかと言いますと、バリュー投資では5年、10年と株式を保有することもある以上、配当率が2%違うだけでも大きな差になるからです。
現にバフェットと同様に株式投資の成功者の1人として認知されているジェレミシーゲル氏は、「株式投資の未来」という著書の中で長期的には売買益よりも配当の方が重要と言っています。
もちろん「株式投資では株の値上がり幅よりも配当の方が大切」というのは引っかかる点もあるかもしれません。
しかし、バリュー投資においては配当率は値上がり幅と同じくらい大切だという点は知って起きて損はないので、絶対に押さえておきたいですね。
バフェットならどんな株を選ぶの?
ここまで株式投資の大成功者であるバフェットが手掛けるバリュー投資のやり方と株式投資の成功者を目指すなら避けるべきことをご紹介したと思います。
そこで次にここまでの内容の応用編として株式投資の大成功者であるバフェットが注目する株式銘柄の特徴とそれに該当する銘柄名について考えてみます。
注目銘柄の5つの条件
まず最初にご紹介するのはこの見出しにあるように株式投資の大成功者であるバフェットが選ぶ銘柄によく見られる5つの条件です。このバフェットが注目する5つの条件としてはこういったものがあります。
- 財務が健全で割安である
- 顧客を囲い込んでいる
- 市場でそこまで注目されていない
- 1~3を満たしながら悪材料がある
- さらに配当率が高い
ここで取り上げたそれぞれの条件については1点ずつ見ていきます。
5つの条件の詳細
まず1つ目の財務内容が健全で割安であるというのは、バリュー投資を通して株式投資の成功者を目指すのでしたらまずチェックすべき項目になります。
これに関しては、先ほど紹介した割安指標の数値や決算書等から適正価格を導き、比較をすれば答えが出ます。
2つ目の顧客を囲い込んでいるというのは、ニッチマーケットでよいので、その企業のブランドが認知されていることです。一例としては、コカ・コーラ社があります。
こちらは世界中で販売されており、この会社は多数の顧客を囲い込んでおり、非常に大きな影響力とブランドを保有しています。
また、3つ目の市場でそこまで注目されていないというのは、バブルのように株価が爆上げしているわけではないことです。つまり、多くの投資家に注目されていないことを指します。
4つ目の「悪材料がある」というのは、「高齢化社会には合わない」とか、「斜陽業界である」といったネガティブなニュースが多数あることを意味します。
こういったマイナスな情報がある銘柄は株価が上がりにくいので、バリュー投資にはもってこいです。
さらに贅沢を言えば、1~4を満たしながら配当率が高いことです。
こういった類の株式は長期で保有をすれば、じわじわと値が上がる上に、配当金で毎年かなりの額の利益が発生します。
この売買益と配当金のダブルパンチは非常に大きいので、株式投資の成功者を目指すのでしたら1~4を満たした上で配当率の高い銘柄を見つけて株式銘柄に取り組みたいですね。
5つの条件を満たす銘柄とは?
先ほどご紹介した5つの条件を満たす銘柄は当然ながらなかなかありません。
ですが、株式投資の世界には投資先は3,000社ほどあるので、探せばちらほら出てきます。例えば一例としては東証一部に上場している「インテリックス」という会社があります。
この会社は住宅のリノベーションなどを手掛ける会社であり、当サイトの管理人も30万円ほど投資した会社でもあります。
このインテリックスの株式は、バリュー投資の成功者であるバフェットが銘柄選びで着目する先ほどご紹介したこちらの5つの条件を満たしておりました。
- 財務が健全で割安である
- 顧客を囲い込んでいる
- 市場でそこまで注目されていない
- 1~3を満たしながら悪材料がある
- さらに配当率が高い
まず1の財務の健全性に関しては、PBRもPERも市場平均を上回っておりました。
そして2の顧客の囲い込みに関しては、「住居のリノベーション」という分野では国内No1なので、ニッチ分野で大量の顧客を囲い込んでいます。
また3の「市場でそこまで注目されていない」というのも満たします。
なぜなら、インテリックス自体は東証1部の上場企業とはいえ、売り上げは1,000億円以下なので、成功者になりえない大多数の株式投資家が目を向けるメジャーな会社ではないからです。
しかもリノベーション分野、ひいては住宅業界は少子高齢化や日本人の平均所得の減少というマイナスな要件がある分野です。つまり、非成功者の株式投資家が忌み嫌うネガティブな要素は十分にあります。
そして5番目の年間の配当率に関してはなんと管理人が投資した時期は年間で3.2%でした。この値は通常の日本株の配当率が1.5%であることを考えてみると通常の企業の倍の水準なので相当高いです。
つまり、バフェットという株式投資の成功者が注目をする5つを満たす企業株になります。
管理人が投資したインテリックスの話はさておき、こういった銘柄も探せば出てくるのが株式投資の面白いところです。
銘柄探しはプロの手を借りる
ここまでの内容を念頭に入れたうえで株式投資に取り組めば、株式投資の成功者の1人になることは不可能ではありません。
ちなみに株式投資成功者が手掛けるバリュー投資で成功するためには、一にも二にも銘柄選びが鍵を握ります。ただし、この銘柄選びに関しては実は株式投資の初心者には結構難しいところがあります。
なぜなら、きちんとした銘柄を探すためには、決算書を読みこなすだけの会計の知識や企業株の適正価格の診断方法を正しく理解することが欠かせないからです。
それにそもそもの話になりますが、銘柄探しのためにはまとまった時間が必要なので、株式投資に腰を据えて取り組めるだけの時間的な余裕も不可欠。
この知識の習得の難易度と銘柄探しの手間を考えると、普通の株式投資家に成功者の株式投資術の実践は難しいです。
それではどうすればよいかというと、銘柄選びに関しては投資顧問という株式投資のアドバイザーに任せればよいのです。
この投資顧問というのは、値上がりが見込める株式銘柄を探してくれる株式投資のサポーターです。彼等の手を借りて株式投資に取り組めば、バリュー投資にぴったりな銘柄名もその都度紹介されます。
現に株式投資の成功者であるバフェットも情報収集に関しては複数の協力者を雇っております。
一人で株式投資の成功者を目指すのも悪くはありませんが、プロの手を借りればそれだけ株式投資の成功者になれる確率が上がります。
もしあなたが本気で株式投資の成功者を選ぶのでしたら、投資顧問の手を借りて株式投資に取り組むというのは悪い選択ではありません。
あなたを株式投資の成功者に導く投資顧問の詳細についてはこちらのページでまとめておりますのでよろしければどうぞ。