- 「株式投資には興味があるけれども、株の買い方が分からない」
- 「色々な銘柄がある中でどれを買えばよいのか教えてほしい・・・」
- 「トレード初心者の私は何をやれば株で勝てるの?」
これらは株式投資初心者が抱く代表的な疑問や要望ですので、今のあなたに該当するものがあるかもしれません。
現在株式投資初心者の一人であるあなたに知ってもらいたいのは、株式投資初心者が抱く悩みや要望の9割は調べ方さえ分かれば答えが出てくることです。
現に株式投資を始める方法はインターネットで公開されていますし、値上がりが見込める銘柄に関しても明確な探し方があります。
要するに投資初心者が株式投資で勝つコツというのは、正しい知識を身に付ける事なのです。
そこでこのページでは株式投資に関する正しい知識を吸収していただくために現役トレーダーの管理人が株の買い方や銘柄選びで失敗しないコツ等についてまとめてみました。
このページの目次
ゼロから学ぶ株取引の始め方講座
株式投資に興味があっても始め方が分からないとはじめられなので、まず最初に株の買い方について見ていきます。
*ちなみにもしあなたが株の買い方を既に把握している株式投資初心者でしたら、これからご紹介します内容を読み飛ばして、こちらをどうぞ。
少し話が脇道にそれましたので話を戻します。それでは株式投資で最も大切な企業の株式を買う方法について見ていきましょう。
事前にやることはたったの2つ
この見出しにあるように株を買うためにやるべきことというのは、たったの2つしかありません。
その2つというのは証券口座を開設すること、買いたい銘柄を買えるだけのお金を開設した証券口座に入金することです。
とてもシンプルですよね。
中でも特にポイントになるのが「証券口座を開設する」ことです。この証券口座を開設することに関してはこれからもう少し詳しく紹介します。
株は銀行では買えない
実は企業の株式は銀行ではなく、証券会社経由で買うことになります。
銀行口座では株を買えない以上、株式投資に取り組むのでしたらどこかの証券会社の口座、即ち証券口座の開設が必要になります。
この証券口座の開設方法は簡単で証券会社の公式サイトに足を運び、証券口座の開設を申請するだけ。
具体的な口座開設手順については今回は割愛しますが、これらを行えば株式投資初心者の方であっても口座開設をすることができます。
- マイナンバーのコピーの送付
- 身分証明書のコピーの送付
- 公式サイト上で口座開設申請
証券口座の開設にはお金は1円もかかりませんので、もしあなたが証券口座を保有していない株式投資初心者でしたらまずは証券口座の開設に取り組みたいですね。
株式投資初心者におすすめの証券口座に関してはこれから紹介します。
株初心者におすすめの証券会社
色々な証券会社が証券口座を提供しているので、どの会社を利用すれば良いか迷うこともあるかもしれません。
そこでここでは株式投資初心者のあなたが最高の証券口座を見つけるコツをご紹介しようと思います。
手数料とツールの使いやすさ
まず株式投資初心者のあなたが利用する証券口座を選ぶ際に欠かせないのが、取引時の手数料と取引ツールの使いやすさに着目することです。
なぜかと言いますと、各証券会社の証券口座の手数料には大きな差があり、ツールの使いやすさもバラバラだからです。
特に株式投資初心者が注目をしたいのが手数料です。
実はどの証券会社も株取引を行うたびにトレーダーに手数料を課すのですが、この手数料金額は各証券会社の証券口座で大きく異なります。
このことをご理解いただくために株式投資初心者に人気がある各証券会社で10万円分の株式を購入するとどの程度の手数料がかかるのかまとめてみました。
証券会社名 | 手数料 (10万円) |
---|---|
野村証券 | 150円 |
日興証券 | 135円 |
カブドットコム証券 | 90円 |
ここで取り上げましたように各証券会社で取引手数料は異なりますよね。
金額だけを見るとそこまで変わらないかもしれませんが、株式投資では何度も銘柄を買ったり、売ったりするのでトータルで見ると結構な額になります。
そこでもしあなたがこれから証券口座を開設する株式投資初心者でしたら株式投資に取り組む際に証券会社から求められる手数料の額に着目をしたいですね。
おすすめの証券会社ランキング
株式投資初心者が証券口座を選定する際の基準として手数料と同じくらい重要なものとしてツールの使いやすさがあります。
そこでここでは手数料が安い証券会社の中で取引ツールが使いやすく、本当の意味で株式投資初心者との相性が良い証券会社をランキング形式でまとめてみました。
- カブドットコム証券
- GMOクリック証券
- ライブスター証券
- マネックス証券
ここで取り上げた証券会社はどれも10万円以下の株式の売買に取り組む際の手数料が100円以下に設定されており、取引ツールも管理人が使った限りは使いやすかったです。
特にランキング第1位のカブドットコム証券は管理人も株式投資初心者時代より利用しているので、個人的には初心者トレーダーにおすすめしたいです。
株式投資に必要な資金はいくら?
株の買い方について見てきましたので、次は株式投資に取り組む際に必要になる資金額について見ていこうと思います。
15万円が1つの基準
この見出しにあるように株式投資初心者が株の売買に取り組む際の理想的な資金は15万円です。
どうして株式投資において15万円が1つの目安になるかというと、基本的に株式は100株単位で買うことになり、1株の単価は1,500円前後が多いからです。
つまり、15万円という資金を用意して株式投資に取り組むケースと用意せずに取り組むケースでは購入できる株式の種類が大きく変わります。
株式投資において選択肢の数というのはチャンスの数を意味するので、最低でも15万円を用意することをおすすめします。
資金がないならミニ株もあり
先ほど株式投資初心者が用意する初期資金の1つの基準は15万円と言いましたが、この金額を用意できないこともあるかもしれません。
その場合は、ミニ株を利用して株式投資に取り組むという選択肢があります。このミニ株とは何かというといくつかの制限がある代わりに、購入時の単原単位数が通常の株式の10分の1になっている株です。
つまり、本来が100株単位の株式なら10株単位で、1,000株が単元単位数の株式なら100株単位で買えるのです。ちなみにミニ株の課題はこちらの通りです。
- 配当金の受け取り対象にならない
- 株主優待をもらえない
- 株主総会で議決権の対象にならない
- ミニ株を発行している会社は一部である
こういった課題があるのでミニ株は万能とは言えませんが、本来なら20万円の資金が必要な銘柄を2万円で買えるのは注目に値します。
そこでもしあなたが15万円の資金を用意するのが難しい株式投資初心者でしたらミニ株で株式投資に取り組むのが良いでしょう。
銘柄選びで株式投資の結果が決まる
ここまで取り上げた内容を念頭に入れれば株式投資に取り組めますが、株取引で結果を出せるかは別。
なぜなら株式投資で結果を出すためには銘柄選びが大切である以上、銘柄選びの勉強が欠かせないからです。
どうして株式投資の結果は銘柄選びで決まってしまうのかについてはこれから見ていきます。
株は上がるか下がるか
銘柄選びで株式投資の結果が決まる理由を考える際に欠かせないのが株式投資というゲームのルールを理解することです。
改めての話になるかもしれませんが、株式投資初心者のあなたに株の勝敗を端的に説明するとこのようになります。
- 勝ち:買った銘柄の株価が上がること
- 負け:買った銘柄の価値が上がること
要するにこのルールを念頭に入れると勝てる銘柄を見つけてしまえば、投資初心者でも勝ててしまうのです。
その一方で勝てない銘柄を買ってしまうと株式投資初心者はおろか、株式投資上級者であっても負けてしまいます。
それでは株式投資において株価が上がる銘柄と下がる銘柄にはどのような特徴があるのか、この点についてこれから見ていこうと思います。
上がる銘柄と下がる銘柄の特徴
株式投資の世界における株価が上がるか下がるかのメカニズムは基本的には需要と供給の関係となっております。
つまり、「この株は買う価値がある」と思われれば値が上がりますし、逆に「この株は買う価値がない」と思われる企業の株式は買われないばかりか売りが入ります。
それではどんな企業の株が買う価値があると思われて、どんな企業の株が買う価値がないと判断されるのでしょうか?
この点についてまとめてみました。
買う価値がある株の特徴
- 明らかに割安である
- 業績の良さが見過ごされている
- 今後業績が良くなることが見込まれる
- 株価が上がっている
買う価値がない株の特徴
- 明らかに割高である
- 銘柄の発行元の業績が悪い
- 何かしらの大きな問題を抱えている
- 株価が右肩下がりである
企業の株式が割安か否かはPERやPBRといった基準数値を見ればある程度客観的に分析できます。
それに業績に関しては直近数年の決算資料を見ればその会社の現状の業績が良く分かりますし、現状の株価についてはチャートを見れば分かります。
要するにデータさえ見れば、今のあなたが注目している株式は値が上がるものなのか否かが分かってしまうのです。
この点を考えると、株式投資初心者のあなたが株式投資で結果を出すためには株の買い方を学ぶのと同じくらい銘柄の探し方について学ぶことが欠かせないのです。
初心者が銘柄を探す際の大前提
値上がりが見込める株式を探すのが株式投資のポイントになると先ほどお話ししたと思います。
この株式投資においてとても重要な銘柄探しに関して株式投資初心者が念頭に入れておきたいポイントはこちらの4点です。
- 株主優待には注目をしない
- きちんと利益が出ている会社を選ぶ
- 本や雑誌で特集された銘柄は避ける
- 長期保有できる銘柄を選ぶ
ここで取り上げた株式投資初心者が銘柄を探す際に念頭に置いておきたい4つのポイントの詳細については上から順番に見ていきます。
株主優待には注目をしない
株式投資初心者が購入する銘柄を探す際によくやってしまうミスの1つに株主優待に目を向けてしまうことがあります。
そもそもこの株主優待とは何かというと株式を保有している投資家に対して企業が優待券等を提供するサービスです。
有名な株主優待とすれば、牛丼チェーンの吉野家が100株単位で株式を保有している投資家に対して300円の無料券を10枚配布するといったものがあります。
こういったサービスはとてもうれしいですし、株式投資初心者向けの書籍では「初心者の間は株主優待がお得な銘柄に注目をするのが良い」と良く書かれています。
正直なところ、株式優待がお得なのは紛れもない事実ですが、管理人個人としては株主優待をベースに銘柄を選ぶことはあまりおすすめできません。
なぜなら株主優待の豪華さと銘柄の良し悪しは無関係だからです。
トータルでマイナスなら意味がない
それにそもそもの話になりますがどんなに株主優待がお得でも銘柄の価値が下がればトータルでマイナスになるからです。
このことについて先ほど紹介した吉野家が300円の無料券を10枚配布するケースで考えてみます。
このケースの場合、吉野家の10毎の無料券の現金価値は3,000円ですよね。株主優待で3,000円相当のチケットをもらえるのはうれしいですが、保有している株式の価値が3,000円以上下がれば株式投資としては失敗です。
要するにいくらお得な株主優待をもらおうと、値下がりが見込まれる株式を買うのは株式投資では悪手なのです。
初心者向けの入門書の中には「株式投資初心者は株主優待に注目する」と書いているものありますが、管理人個人としては値上がりが見込めるか否かだけに注目して銘柄を探すことを推奨します。
利益が出ている会社を選ぶ
株式投資初心者が購入銘柄を見極める際の2つ目の大原則は、きちんと利益が出ている企業の株式を選ぶことです。
この点に関しては赤字であるか否かだけではなく、前年度と比べると利益率は上がっているのか、そして営業利益の推移はどうなっているのか等がポイントになります。
特に営業利益が重要であり、この利益が増えている企業というのは本業で出す利益が増えているので、経営がうまくいっていると言えます。
こういった企業経営における数値情報は企業が報告する決算書に全て記載されております。
株式投資初心者の中には決算資料を読まずに銘柄を買ってしまう人も少なくありませんが、決算資料は企業経営における成績表なので、きちんと目を通すことは欠かせません。
当然ですが成績が伸びている企業に投資をした方がよい結果が見込まれる以上、銘柄を買うかどうかを決める際には最低でもこれらの項目の確認を推奨したいです。
- 前年度よりも当期純利益が増えているか
- 前年度よりも営業利益は増えているか
- 売上高は順調に増えているのか
これらの数値が良い企業の株式というのはほぼ無条件で今後の値上がりが期待できます。
こういった企業の株式は割高に評価される傾向もありますが、多くの投資家に注目される会社の株式なので購入を検討する価値が大いにあります。
本や雑誌での特集銘柄は避ける
株式投資初心者が銘柄を選定する際に心がけたい3つ目のポイントは、本や雑誌で「注目銘柄」と取り上げられた企業株を避けることです。
どうしてこの注目銘柄を避けた方が良いかというと、本や雑誌で取り上げられる企業というのは今がピークの株式が多いからです。
この「今が絶頂のピーク銘柄」は、みんなに注目されている株式である以上、株価が割高になる傾向があります。
先ほども紹介しましたように株式投資というゲームの勝利基準は「買った銘柄を買った時以上の金額で売ること」です。
このルールを考えるとどんなに業績が良い企業の株式であっても割高な水準の時に買ってしまうと値下がりによって損失を出すことがあります。
そこでもしあなたが株式投資で利益を出したいのでしたら、本や雑誌で取り上げられた旬な銘柄の購入は避けることが賢明と言えます。
それではどうすればよいかというと本や雑誌が将来的に取り上げられる「未来のお宝」銘柄を事前に発見することです。
長期保有できる銘柄を選ぶ
株式投資には短期で保有銘柄を手放すデイトレード感覚のやりかたと長期で株式を保有することを前提としたやり方があります。
どちらの方法にも良し悪しはありますが、もしあなたが株式投資初心者でしたらデイトレードではなく、ある程度の期間をかけることを前提にした長期型の株式投資に取り組むのが無難と言えます。
どうして株式投資初心者には長期型の株式投資の方が向いているかというと、株式投資の世界の通説としてこういったものがあるからです。
- デイトレードは普通の投資家には難しい
- 長期向けの銘柄は簡単に見つかる
この2点の詳細についてはそれぞれ1つずつ見ていきます。
デイトレードは普通の投資家には難しい
まず1点目の「株式投資ではデイトレードは難しい」というのはその通りです。
なぜなら、デイトレードは1日単位で銘柄を売ったり、買ったりするので、相場が開いている間は画面に張り付くことが求められます。
これは本業を抱えながら株式投資に取り組むことになる大多数の株式投資初心者には事実上不可能です。
それにデイトレードは企業の決算書よりもチャートを見ながら売買を繰り返す以上、チャートの理解と長年の勘が求められます。
こういった勘が求められる勝負は株式投資初心者には分が悪いゲームです。
数値を見れば長期向きの銘柄は見つかる
その一方で長期型の株式投資なら決算書などの数値を見れば比較的簡単に良い銘柄を見つけられる以上、経験が問われない分株式投資初心者に向いています。
現にこれから紹介するような指標に目を付ければ、株式投資初心者でも長期型の銘柄が発見できてしまいます。
- PBRが1未満である
- PERが15未満である
- 自己資本比率が40%以上
- 流動性比率が150%以上
- 売上・利益が右肩上がり
ここでまとめた内容の株式の特徴をまとめるとこのようになります。
潰れるリスクが低くて、優れた業績を出しており、割安に評価されている企業株
このような株式ならば長期で保有をしていれば、企業の業績が上がるにつれて購入者が増えるのでじわじわと株価が伸びることが見込めます。
凄く雑な話なりますが、ここで取り上げた5点に着目すれば、株式投資初心者であっても長期投資向けの株式を発見できてしまいます。
株式投資の経験が必要になるデイトレードと5つのポイントさえ見れば勝ちやすい銘柄が分かる長期型の株式投資。
どちらが株式投資初心者に向いているのかは言うまでもないですよね。
失敗が嫌なら投資顧問を使う
ここまでの話の通り、株式投資は投資初心者でもはじめることができますし、財務諸表の勉強をして値上がりが見込める株式を見つけられるようになれば未経験者でも勝てる投資です。
ただし財務諸表等の勉強には手間がかかる上に銘柄を探すのにも時間がかかるという難点があるのも事実。
それに、株式投資初心者の間は財務分析を学んでも銘柄分析の質が悪く、値上がりが見込めない株式を掴むリスクもあります。
こういった課題を考えると株式投資で結果を出したいのでしたら値上がりが見込める銘柄を教えてくれるアドバイザーを持つことが一番です。
「そんな都合の良いアドバイザーっているの?」と思うかも知れませんが、投資顧問業者というものがあります。
この投資顧問業者というのは契約者に対してお得な銘柄名を紹介することを仕事にしており、優秀な株式投資顧問の場合は銘柄の的中率が8割を超えます。
銘柄名の紹介以外にも銘柄の売却タイミングの相談にも乗ってくれるので株式投資初心者にとっては非常に心強い存在です。
当サイトでは投資顧問業者の特徴や株式投資初心者におすすめの顧問業者名について特集しているページをご用意しております。
ご関心がありましたら、目を通してみることをおすすめします。