5分で分かる投資顧問業の実態
近年契約者の数が増えている投資顧問業。名前はなんとなく知っていても彼らが何をしており、どんな価値を利用者に提供しているのかはあまり知られていません。
それに投資顧問業を利用するとどんな結果が得られ、利用にはどの程度のお金がかかるのかなんてことの情報もなかなか見つからないものです。
そこでこのページでは投資顧問業とは何であり、投資顧問業を利用する意義やおすすめの会社がどこなのかについてまとめてみました。
このページの目次
主な投資顧問の提供業務
まずはじめに取り上げるのはそもそも投資顧問業とは何者かということです。
この点を端的にまとめますと、あなたの投資のお手伝いをしてくれるアドバイザーのことを指します。
どうして「投資のお手伝いをしてくれるアドバイザー」とまとめられるのかをご理解頂くために投資顧問業者がサービス利用者に提供している3つの業務を一覧にしてみました。
- 投資アドバイスを行う投資助言業務
- 投資の運用代行及びファンド業務
- 運用業者や助言業者との契約の仲介
ここで一覧にした3種類の投資顧問業者の提供業務の詳細についてはこれから1つずつ見ていきます。
投資助言業務とは?
まず最初にご紹介する投資顧問業の提供業務である投資助言業務というのは、「助言」という言葉があるように、投資のアドバイスをする事を指します。
例えばあなたが株式投資に取り組む際に投資助言業務を行う投資顧問業者を利用すれば、おすすめの銘柄情報や購入した銘柄の最適な売却タイミングのアドバイスがもらえます。
ちなみに、この投資助言業務を行う投資顧問業者は、後程紹介する運用会社と違って契約者の投資代行はできません。それに助言に従うか否かは利用者が判断するものであり、投資顧問業側が強制することも認められません。
つまり、投資顧問業者の提供する投資助言業務を契約して得られることは、投資顧問業者による投資アドバイスに限定されるのです。
投資の運用代行及びファンド業務
次に取り上げる投資顧問業者の提供業務は、投資の運用代行並びに投資ファンドの運用業務。こちらは先ほど紹介した助言業務とは業務形態が異なります。
それではどのように異なるかというと、こちらは助言に留まらず投資商品の選定から投資商品の運用も担当することになります。
それにファンドと呼ばれる投資信託の運用が認められる投資顧問業者の場合、複数の契約者から資金を集めて、それを様々な投資商品に投資をし、運用益を契約者に分配します。
要するに投資代行業務やファンド運営も可能な投資顧問会社は、顧客への情報提供に加えて、顧客資金の運用まで行えるのです。
ちなみにこの顧客資金の運用ができる投資顧問会社は、一般的には投資運用会社と呼ばれております。この投資運用会社は先ほどご紹介した助言業務に特化した投資顧問会社とは全く違う点は押さえておきたいところ。
運用業者や助言業者との仲介
3つ目の投資顧問業の役割は運用代行業者や助言会社との契約の仲介です。
この投資顧問業者が提供する「契約の仲介サービス」というのは、同業他社を紹介して、彼等との契約を代行して、中間マージンを取ることを指します。
この契約の仲介業務は運用代行でも投資助言業務でもないので、投資顧問会社のメインのサービスにする会社は多くはありません。
しかし、他社を紹介するだけで紹介料をもらえるので、ほとんどの投資顧問会社は自社サービスと並行して仲介業務を提供しています。
利用するメリットと目安利用料金
ここまで投資顧問業とは何者であり、投資顧問業者はどんなサービスを利用者に提供しているのかについて見てきました。
そこで次にここまでの内容を念頭に入れたうえで投資顧問業を利用するメリットや投資顧問業の利用コストについて見ていきます。
時間の節約と勝率アップが実現
投資顧問業者を利用する最大のメリットは時間の節約に繋がることです。
なぜなら、投資顧問会社と契約をすれば投資に役立つ諸情報がもらえるので、自分でおすすめの銘柄を探したりする時間を節約できるからです。
これは毎日が多忙なあなたにとっては非常に都合が良いのではないでしょうか?
しかも投資顧問会社は投資のプロである以上、 素人では見つけるのが難しい「ナイスな銘柄」を頻繁に見つけてくれます。
このような特徴があるために、投資顧問の利用は時間の節約だけではなく、投資の勝率が大幅に上がることにも繋がります。この投資に要する時間の節約と投資の勝率アップは投資顧問業者を利用する明らかなメリットなので、是非とも押さえておきたいですね。
相場はいくらなのか?
投資顧問会社を利用するかどうかを決める際に鍵になるのが費用対効果だと思います。
そこでここでは投資顧問会社を利用するにはどの程度のお金がかかるのかについて見ていこうと思います。
具体的な金額は契約次第
この見出しにあるように顧問料はどの投資顧問会社を利用するか、そしてどういった種類の契約を結ぶかで変わります。
この利用業者によって顧問料が変わるという前提があった上での話ですが、平均的な投資顧問業者の利用料金は月額で10万円前後。
現に多くの投資顧問業者は、1ヵ月単位の顧問料を10万円前後に設定しております。この点を考えると投資顧問の利用を考えるのでしたら月額で10万円程度の資金の支払いを念頭に置くことが求められます。
10万円の良し悪しは利用会社次第
先ほど投資顧問利用する際の月額の負担料金は10万円と言いましたが、この10万円という月額料金が高いかどうかはどの投資顧問会社を利用するかで決まります。
例えば月額10万円、年間で120万円の金額を払ってでも投資した金額が10倍に増えるのでしたら十分に元が取れます。
しかしながらその一方で投資額がほとんど増えないのでしたら、目安の月額料金である10万円という料金は割高な価格帯になります。この点を考えると投資顧問業者を利用するのでしたら会社選びには力を入れたいですね。
おすすめの会社の探し方
本当に質の高い投資顧問会社と契約するコツは契約前にこちらの3つを確認することです。
- 登録資格の保有
- 過去の実績を確認する
- 利用者の口コミ評判
ここで取り上げた3つの特徴の詳細については上から順番に見ていきます。
登録資格の保有
まず第一に確認をしたいのはきちんと金融庁から登録認可を得た上で営業をしている投資顧問業者であるかどうか。
実は日本には無許可で営業を行っている投資顧問会社は少なくない以上、きちんと登録をした上で営業活動を行っているのは信頼に値します。
この点を考えるともし本気で投資顧問業者を考えているのでしたらまずは登録認可の有無を確認したいですね。逆にこれを怠ってしまうと致命的に問題のある投資顧問業者を選んでしまう恐れがあります。
過去の実績を確認する
営業許可を受けずに投資顧問業務を行っている会社は論外ですが、営業許可を受けているからといって助言業務の質が高いとは限りません。
そこで営業許可の確認が取れた後には、その会社の過去の紹介銘柄の値上がり具合などを調べてみることをおすすめします。
この調査の結果、値上がりする銘柄の紹介率が高い投資顧問は「当たりの会社」です。その一方で値上がりする投資銘柄の紹介率が低い投資顧問は「外れの会社」になります。
ちなみにあなたにとっての「当たりの投資顧問」の探し方と会社名についてはこちらのページで取り上げておりますので、よろしければ目を通してみてください。
利用者の口コミ評判
どの投資顧問会社も大なり小なり公式サイトでは良いことを掲載しますので、いくら公式サイトを見てもその投資顧問業者の実態は分かりません。それでは実態はどこにあるかというと、口コミサイトや利用者の声がまとめられたレビューサイト。
こちらのサイトでは利用者の声がありありと紹介されております。この点を考えると可能であれば公式サイトでサービス内容を確認するだけではなく、 インターネット上の生の声に目を通すのは必須です。
ちなみに、複数の口コミサイトで「悪徳」とレッテルを貼られている投資顧問業者は本当に悪徳な投資顧問業者の可能性が非常に高いので関わらないのが一番です。
おすすめ業者ランキング
ここまで質の高い投資顧問の探し方について取り上げてきましたが、おすすめの会社名は紹介してきませんでした。
そこでこのページの締めとして当サイト訪問者に大人気の投資顧問の名前を人気順に一覧化してみました。
ここで取り上げた3社はどれも優れた投資顧問に当てはまるこちらの3つの条件を満たしております。
- 金融庁から営業許可を受けている
- 悪徳な投資顧問会社ではない
このような持ち味を持つ3社の投資顧問業者の詳しいサービス内容が気になりましたら、こちらのランキングページをどうぞ。